地方公務員拾遺物語 別館

アクセスカウンタ

zoom RSS 役所が派遣社員を雇う理由

<<   作成日時 : 2008/06/14 10:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

私の勤務した自治体で、派遣社員を雇ったことがあります。
大きな事業があったので、技術者を雇ったわけなんですがね。
結構、高くつきました。
派遣社員1人雇う金額で、新規採用の技師なら2人ほどは雇えたかな?

え?
だったらどうして、正職員を採用しなかったのかって?
それは、長期的に見た時、派遣社員のほうが安くつくからです。

まず、新人は、新人教育からはじめる必要があります。
また、仮に、その事業が5年で終わったとして、その後、同じような事業があるのかといえば、そんな保証はありません。
いくら新人とはいえ、継続雇用すれば、雇用単価も高くなります。
不要になったからといって、法律上、理由なく公務員をクビにするわけにもいきません。
一般事務職への配置転換という考え方もありますが、それでは、技師として採用した意味も薄れますし、何より、再教育が必要となります。

だったら、即戦力を、必要な期間のみ雇用したほうが、よっぽど合理的です。

ついでに、当時、バブル崩壊で、技師がダブついていた某社との利害関係が一致したと。

しかし、これは、一般事務職には、なかなかあてはめられません。
短期の派遣社員では、その地域で起こった事象の経過を、代々引き継ぐことはできませんので。

行政の大きな流れや思考変質の経過などは、当然のこと。
ムラ同士の確執の遠因や道路新設にかかる歴史、街灯1本の設置に関する因縁まで、すべて、引き継がれていなければなりません。
(その経過継承が消失したのが、夕張市だと言われていますが、さて?)
更に必要とあれば、その土地における、特定個人・一族レベルの情報すら、非公式情報として継承されています。
(もちろん、こんな話、公文書では継承できません)
そのくらい、地方行政とは、ウェットなものなのです。

地方自治体というのは、ひとつの地域情報を(非公式に)継承している知識体だと言い換えてもいいかもしれません。

一般企業の場合はどうでしょうか?
これは、私がコメントすることではありません。

派遣社員の増加と終身雇用の崩壊。
それらを先頭切って進めているのは、民間企業です。

その中で、コストを下げつつ、同時に、必要な人材を確保し続けるのかは、当事者の事業所の才覚ですから。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
役所が派遣社員を雇う理由 地方公務員拾遺物語 別館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる