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zoom RSS 中小企業融資と公務員感情

<<   作成日時 : 2008/07/07 22:24   >>

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中小企業の資金繰りの難しさは、私も関係者の一員として、それなりに理解しているつもりです。
同時に、景気の動向に左右されやすく、景気が良いときの羽振りの良さと、景気が悪化した時の悲惨さの落差には、「アリとキリギリス」的な、羨望と哀れさを感じたりしているわけです。
(バブル崩壊以降しか知らない若い人にはわからない感覚かもしれませんが・・・)

さて、中小企業の経営の中で、信用保証制度というのは欠かせません。
中小企業所有の土地建物には、大半の場合、抵当・根抵当が設定されているので、新たな担保がとれません。
そのように、担保が取れない中小企業が、銀行でお金と借りられないことを防ぐため、各種公的団体が返済を保証する制度です。

いつものトーク形式で言うと・・・

中小企業 「銀行さん。お金を貸してください」
銀行 「担保も取れない会社に、お金は貸せません」
公的機関 「んじゃ、もし、中小企業が返せなかったら、ウチが責任を持って返しましょう」
銀行 「だったら、貸しましょう」
・・・という制度です。(内容は、かなり、省略しています)

ちなみに、東京都が実質的な経営母体である新生銀行が融資を焦げ付かせた問題は、

中小企業 「銀行さん。お金を貸してください」
銀行 「担保がありませんね。でも、ウチは中小企業の振興を目的とした公的機関ですので、あえて、貸しましょう」
・・・という話です。(内容は、かなり、省略しています)

このように、経営基盤の弱い中小企業の資金調達を促進・経営支援することが、信用保証の目的です。

信用保証の利用率は、中小企業の6割にも及びます。
また、地域総合整備資金貸付事業のように、自治体が国庫補助を受けて、民間に融資する例もあります。
これら、信用保証や、それに類する制度規模は、30兆円を超えます。

では、中小企業が、返済できなくなった時、どうなるのでしょう?
公的機関が、中小企業に代わって銀行に債務を返済します。
そして、中小企業に対して返済計画について話し合います。
と言っても、土地建物は、すでに別の融資で銀行等に押さえられています。
まともな資金計画・返済計画なんて立ちません。
基本、倒産処理ということになりますので、会社は、きれいさっぱり後始末されますし、経営者も自己破産処理され、すべての債務から開放され、人生を再出発することとなります。

信用保証というのは、そんな制度です。
(かなり、省略しています)

私個人としては、この制度については、否定も肯定もしません。
国家・政府の振興施策として、定められたものなら、一定の公共性あると言わざるを得ません。
しかし、私企業が公金で資金調達しているというのは、役所感覚としては、非常に引っかかるものがあるわけです。
しかも、倒産したら、債務は政府持ちって・・・onz

まぁ、そんな事情で、正直、私、対中小企業の金融政策には、モヤモヤしたものを持っています。

でも、口には出しません。
それなりに、大人のつもりですから(笑)。

でも、あえて、それを口に出す時もありますよ。
特に、中小企業の関係者と話をしていて、政府の財政がどうのこうのとか、公務員厚遇がどうのこうのという、ウザい話が出た時とか(笑)。
基本、一部の問題で、全体を否定されたり、個人攻撃をされると、私も人間ですので、いろいろと、意地の悪いことをしてしまいます。

「ほほぉ。んじゃ、その、役所の金で資金繰りして、踏み倒して、国家財政を悪化させているのは、一体誰だよ
・・・とか(笑)。

基本、経営者ならともかく、中小企業の一般従業員さんなんて、そんな制度は知りませんから、一発で目を白黒させてしまいます。
そして、まるで中小企業が日本の財政赤字の根源であるかのような言い方で、シメちゃいます(ぉぃ)。

一度、自分の手の届かないところの理由で詰問される感覚を、たっぷりと味わわせると、大体、次からおとなしくなります。

何にしろ、人と会話をする時は、相手の立場や責任範囲を考えながら、会話すべきだと心がけるのは大事だということですね。


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