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zoom RSS 【あっちの団体・そっちの団体】堺市立図書館のBL本

<<   作成日時 : 2008/11/18 23:35   >>

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大阪阪府堺市の市立図書館で、蔵書に過激な男性同性愛本(通称:BL本)が混入してるという話から、いろんな方向に、議論が飛び火しているようですがー。
何を、今更という気がしないでもありません。

はっきり言ってしまいましょう。
中学校の図書館にも、結構、普通にあります(核爆)。
どことは言いませんが・・・

まぁ、実際のところ、生徒のリクエストの内容までチェックできずに買ってしまったものが、大半のようですが。

前フリはここまで。

問題はこの後。

堺市としては、市民からの通報を受けて、とりあえず、一部の図書を一旦撤去・閉架して、内容をチェックしたようです。
ところが、撤去に異論を唱える団体が、性的指向の差別や表現の自由を盾に廃棄差し止めの住民監査請求を・・・って、何をやってんだか(笑)。

ま、基本、2つのことについて考えれば、難しいことはありません。

まず、一旦、図書を撤去・閉架することは当然です。
なんらかの手違いにより、本来、図書館で一般に広く公開すべきでない図書が混入した可能性があるなら、すみやかに、関係図書を確認せねばなりません。
このことは、「異物が混入した製品を自主回収した」時の企業の対応と、同じ考え方です。

次に、表現の自由は無制限ではなく、同時に、社会的に許容される範囲は、厳密には線引きできないいということ。

有名な判例で「チャタレイ夫人の恋人」裁判があります。
これ、英国の階級社会を批判した小説の名前なのですが、内容が当時としては過激な性描写を含むと判断され、発行元が猥褻物頒布の罪に問われ、最終的に、最高裁で有罪となった事件です。

この本の内容ですか?
はい。
並のBL本の方が、はるかに過激です。
・・・って、私がなんで、BL本を語れるんだ(笑)。

ちなみに、この、「チャタレイ夫人の恋人」。現在では、普通に書店に並んでおりまして、特に、どうのこうのという扱いは受けなくなっています。
これが社会の許容範囲の可変性というヤツです。

つまり、最高裁判所に判断させる場合を除けば、猥褻図書か否かの厳密な線引きは不可能。
また、自治体も法人格のある存在ですので、自由意思や組織嗜好もあります。
で、そうなれば、現場では、結局、担当や管理者レベルでの判断や裁量というものが働くわけで、今回の堺市立図書館の対応というのは、非常に納得のいくものです。

どちらかというと、個人的に納得のいかないのは、このあたりの人
まぁ、別に、思想信条に従って、なんでもやってくれればいいと思いますけど、岐阜県の議員が大阪の図書館に介入しているというお話です(苦笑)。

上記の議員さんのサイト、関連記事を読み進めて行って思うことはただひとつ。
問題を収拾・解決しようとしているのではなく、むしろ火に油を注いでいる。
記事のリンクをたどればたどるほど、論拠があやふやになっており、記事も時系列が下るにともなって、前後矛盾してくる。
ダメだこりゃ・・・onz

ただ、まぁ、実際のところ、堺市の図書館関係者さんは、なんとも思ってないでしょう。
馬鹿らしいと思いながらも、淡々粛々と事務処理をしていることでしょう。はい。

BL小説めぐり議論白熱 堺市立図書館に5500冊
「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれる男性同士の恋愛を題材にした小説を図書館に置くべきかどうか。BL小説を20年近く買い続け、計5500冊を所蔵する堺市立図書館が対応に苦慮している。「子どもに悪影響を与える」と廃棄を求める声がある一方、「性的指向による差別につながる」と廃棄の差し止めを求める住民監査請求が4日、市に出されるなど議論が起きている。 (中略)
「ほかに買いそろえるべき有益な本はたくさんある」。今年7月以降、電話や複数の図書館窓口で、市内在住の子どもの保護者らから廃棄を求める声が相次いで寄せられた。一方、4日に監査請求した市民は「基準に基づいて整備した図書を、特定の意図で排除することは許されない」と訴えている。 (中略)
中央図書館の松井孝参事は「『露骨』の線引きは難しい。利用者の反応を見ながら、検討を続けたい」と話している。
(11月5日:朝日新聞より一部引用。ここまで)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
俺は毎日のように大阪のアキバ・日本橋に通っている。だが、堺の騒動では、ボーイズラブ図書の排除に反対する気は一切ない。世間では、BLを俺達の女版文化だとみているようだが、そんなものは誤解だ。俺達はあんな奴らと混同されて、大いに迷惑している。
俺達は女は男に服属すべきという当然の道徳を実践しているだけだが、奴らはそれを転覆させようとしている。どちらが正しいのかは火を見るより明らかだ。オタクとBL愛好者の腐女子が仲良くしているというのは嘘だ。俺の友達は、みんな腐女子と顔が会うたびに目を背けている。これがことの真実なんだ。
オタキング
2009/04/26 12:13
管理人さんです。
釣りでしたら、アレですが、真面目にコメントさせていただきます。

私、個人の思想信条には、一切、干渉しない主義です。
(同時に、干渉されたくない主義です。)

しかし、それが思想信条ではなく、具体的かつ、物理的な手段でもって、他者に不快・不利益を与えると判断した場合、社会の一員としての義務を行使する用意があります。

本文とこのコメントの行間には、複数の意味を込めたつもりです、どうぞ、ご斟酌ください。
k.k.@管理人
2009/04/26 21:38
とにかく男性向けエロが5、600冊も税金で購入されて図書館にズラリと並べられてあったらどうなるか?ということですね。
女性団体が一番に噛み付くはず。だから、図書館も女性の反発を恐れて自粛し、初めから男性向けエロなど置かない。
ジュピター
2009/05/01 11:44
管理人さんです。

ちなみに、堺市の場合は、適度にバラけて、一般書籍の中に散在していたようです。

そりゃ、5・600冊のXXXな本が、整然と並べられていたら・・・まぁ、まともな図書館じゃありませんね。

あと、堺市が、どの程度なレベルの書籍を収集していたのか、正確なところまでわかりませんので、これ以上はアレですが。
k.k.@管理人
2009/05/01 23:56
管理人様。

>ちなみに、堺市の場合は、適度にバラけて、一般書籍の中に散在していたようです。

 堺市のBL、5600冊は、堺市内の中央図書館・西図書館・南図書館・北図書館・中図書館の5つの図書館に集中的に所蔵されており、単純計算でひとつの図書館あたり約1100冊の所蔵ということになります。そのうちの半数〜3分の2が開架されていましたので、ひとつの図書館あたり500冊〜700冊が開架されていたのです。それが小説コーナーにおいて、どれだけ目立っていたことか、現実に見たことのない人には分からないでしょうけれどね。そこかしこに、20冊〜30冊のBL群が形成されていましたよ。ご想像いただければ幸いです。堺市民です。
ジュピター
2009/05/20 15:42
ぉ。
直接情報ですねw
ありがとうございます。

ただ、そろそろ、本文の趣旨からネタズレしてきてますので、感想等は、控えさせていただきます。

ただ、一言、申し上げるなら、一度、「現場」を、見てみたかったと思ってます・・・(ぇ?
k.k.@管理人
2009/05/20 21:12

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