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宗教法人の「幸福の科学」からスピンアウト(スピンオフだっけ?)して、「幸福実現党」なる政党が、設立されまして、次の衆議院議員選挙に討って出るそうです。 で、6月21日(日)の読売新聞に、幸福実現党の「新・日本国憲法草案」(全16条)なるものが、広告扱いで掲載されていました。(あと、産経新聞にも出てたらしい) (↓原文はこちらで) http://www.hr-party.jp/inauguration/index.html#02 ちょっと、興味津々で読んでみたのですが、宗教系の政党らしく、憲法前文には、「神仏」という文言が入ってきます。 しかし、意外なことに、それ以外の条文には、ほとんど宗教色がありません。 この草案の最も特徴的なことは、大統領制の導入です。 大統領は、本来、行政権を司る存在です。 しかし、この草案では、大統領にも立法権が与えられています。 というか、本来、立法権は国会の専権事項にもかかわらず、大統領には国会の立法権よりも強力な立法権が与えられているわけです。 具体的には、「大統領令」が、それにあたり、憲法草案上では、国会の定める「法律」と同等の効力を持つものとされます。 「法律」は、国会による審議を経る必要がありますが、「大統領令」は、大統領の単独行為として布告するものです。 また、大統領令と国会による法律が矛盾した場合は、最高裁判所長官がこれを仲介することになっていますが、あくまで「仲介」です。 「裁定」ではありません。 そして、二週間以内に結論が出ない場合は、大統領令が優先します。 時間切れによる自動優先条項がある以上、これは実質的に、 「大統領令」 > 「法律」 ひいては、 「大統領令による法律の無効化」 ・・・を可能とするものです。 また、司法権の独立が謳われていないということは、司法(裁判所)が「法律」もしくは「大統領令」に従うものとなります。 つまり、幸福実現党の「新・日本国憲法草案」は、三権分立の原則に拠らない思想で制定されているということです。 かなり、権力集中的な思想で起案されていると読めます。 しかし、14条で三権分立が謳われていたりするので、完全な権力集中思想でもないようです。 三権分立の原則は、権力の集中を防ぎ、独裁者の出現(もしくは権力者の独裁者化)を予防するためのものです。 しかし、その反作用として、意思決定のタイムラグという欠点を持っています。 私は、この欠点を差し引いても、三権分立の思想は民主主義の基本原則のひとつとして守られるべきだと思いますし、権力の集中は避けるべきだと思います。 っていうか、よくよく考えると、大統領や国会議員、各種権力者の任期が明記されていないということは、「法律」もしくは「大統領令」で、決めちゃうってこと!? 大統領令で、終身大統領になれるじゃないですか・・・onz で、まぁ、毎度のことながら、これは、私の私見です。 肯定派さん・否定派さんなどの意見を読みたい方用に、勝手リンク張っておきます。 ただ、上記のように、致命的な欠陥をかかえる試案ですので、肯定意見は、少数派のようです。はい。 肯定型:(少ないので、ココだけ) http://ts-dan.cocolog-nifty.com/curiosity/2009/06/post-abd4.html 批判型: http://nonki.ffvv.net/seiji/s200906211315.htm http://ameblo.jp/onishiyoichi/entry-10285296374.html http://d.hatena.ne.jp/tomocky/20090622/hrParty http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/diary/200906230000/ http://vsenyo.blog21.fc2.com/blog-entry-1032.html おまけ: 宗教法人・幸福の科学は、信徒数非公開です。 しかし、今回、比例代表で候補者を立てるようですので、その数字から、一定の信徒数を推測することができそうです。 ぶっちゃけ、この憲法草案や選挙結果より、そっちのほうが、興味あります。 |
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