地方公務員拾遺物語 別館

アクセスカウンタ

zoom RSS 非正規雇用に対する雑感

<<   作成日時 : 2009/07/06 22:47   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

今でこそ、フリーターや派遣社員というものが、非正規雇用の象徴として、社会問題用語として脚光を浴びていますが、ちょいと、昔のお話を。
まぁ、10年ひと昔と言いますが、四半世紀ほど遡ってみましょうか。

さて、私のように、バブル就職組というのは、非正規雇用に対して、複雑な考え方を持っています。
当時、世の中は、好景気の中にあり、新卒の若者には、各種企業から引く手あまたの就職話が降り注ぐという、今では、ありえないような環境でした。

私の世代も、高卒と同時に、社会人として一般企業に就職したり、大学や専門学校へ進学し、自らの道を選んでゆきました。
ちなみに、当時の4年制大学進学率は30%程度だったかな?
私は、一応、進学コースに通っていたので、基本、同級生は進学の道を選びました。宮仕えを選んだ私と、自衛官を選んだ1人を除いては(マジ、アホ扱いされました)。

ところが、社会に出て数年、奇妙なことに気付きました。
「就職しない」「進学しない」という選択肢をもって、半・社会人となったグループが発生していることに。

今、思えば、これが、いわゆる「フリーター」のはしりでした。

彼らの言い分によると、
・正規雇用されると、手取りが減る(注:社会保障の天引きがあるので)
・若いうちは遊ぶ。
・やりたいコトをするための腰掛期間・準備期間。
・気に入った業種に出会ったら、雇ってもらう。
・大きなチャンスを待っている。仮に、それがなくてもフリーターで十分生きてゆける。
・・・と、まぁ、いろいろありましたが、ようするに、自分の都合なわけです。

私は、彼らに対して、非常に大きな反感を持ちました。

人は、何のために働くのか?
自己実現や金銭は、確かに大きな要素でしょう。

しかし、それだけでしょうか?
自分が働くことで、親(家族)を楽にしてやりたい。
大人として、社会の形成に貢献する。
一定環境で労働経験を積むことで、自分の能力資産を形成し、それを次世代に伝える準備をとする。

私の場合も、「早く社会に出て、何かに貢献したい」という意識で、公務員就職を決めました。

しかし、彼等から、このような、労働の社会性についての意見を聞くことはできませんでした。
故に、私は、彼らを軽蔑しました。

私の友人の一部も、当時の企業が盛んに行った、ヘッドハンティングに自分をなぞらえ、多くの職を転々してゆきました。
しかし、何のキャリアや職業的技能も持たずに転職することは、ヘッドハンティングではなく、単なるジョブホッパーにすぎません。
そんな彼等を幾度となく諌めた記憶もあります。

私は、若い時代を通じ、当時「低賃金」と言われた公務員業界を自分のフィールドに選び、複数の自治体で経験を積みました。

悔しさに、唇を噛み切り。
氷雨の職員駐車場で冷えてゆくままに涙を流し。
深夜、役所のトイレで血の小便を流し。
血と泥にまみれた同僚を肩に背負って救急車に担ぎ込み。

そんな、社会人であれば、誰でも通るであろう道を歩んできました。

そして、バブル崩壊。

フリーターを含む、非正規雇用の意味は、大きく変貌しました。

希望と野望と自己中心的な意識に満ちたバブル時代のフリーターではなく、単に「雇用が得られないから」自動的に「非正規雇用」という境遇を受け入れるしかない労働者が、ちまたにあふれました。

当時の私は、彼等に対して、非常に複雑なキモチを持っていたと思います。
バブルの好景気の時代に、フリーターを選んだ者に対しては、「自業自得」と、同情のカケラも持っていませんでした。
逆に、就職の機会を得られすに、非正規雇用を選ばざるを得ない境遇となった者には、同情しかできませんでした。
(職を紹介しようにも、公務員が口利きなんてすると、犯罪ですからね・・・)

今でも、非正規雇用という言葉を聞くたびに、心の中で、侮蔑と同情がブレンドされて、微妙に苦み走った感情が渦巻きます。

なんか、長くなったな・・・
オチはないけど、このへんで。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
非正規雇用に対する雑感 地方公務員拾遺物語 別館/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる