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zoom RSS 21世紀後半の高速道路

<<   作成日時 : 2013/01/14 23:41   >>

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私の若い頃「21世紀の高速道路」といえば、都市の空中を透明なパイプが連なって、その中をタイヤのない自動車が高速で移動しているというのが定番でした。(これだけで、年齢がバますか)
しかし、まぁ、それは放っておいて、ちょっと生々しい意味で、「21世紀後半の高速道路」を、考えてみましょうか
(以下、面倒くさいので、自動車専用道路もまとめて、高速道路と記載します。また、同じ理由で都市高速は、今回、無視しますので、ご了承を)

さて、第一世代の高速道路というものは、戦後、高度成長期より、経済の大動脈として、国内の拠点都市を結ぶものとして、構築されました。

東名高速、名神高速、中国自動車道などなど・・・

これらの高速道路は、基本、切った盛ったが基本で、山を削ったり、盛り土を行ったりと、基本、シンプルな工法が中心となって建設されています。
(もちろん、トンネル等での難工事もありましたが)

しかし、その後、国土の大動脈が完成。
高速道路は、主要都市を結ぶものから、地方の各都市を結ぶ、第二世代のものへと建設形態が移行してゆきました。

そして、「21世紀後半の高速道路」を、考える時、問題となるのが、この第二世代の高速道路です。

ということで、ちょっと、この「第二世代」の例を考えてみましょう。

・東京湾“アクアライン”(長距離橋梁&海底トンネル)
・伊勢湾岸道“トライデントトリトン”(超高高度橋梁)
・本州四国連絡橋(超巨大橋梁群)
・山陽自動車道・北陸自動車道・東海北陸自動車道(連続トンネル)

・・・などなど。

はい。
ちょっと極端な例を挙げましたが、第一世代に比べて、かなり高度な技術で造られています。
また、このほかの各種縦貫路線も、やはり、トンネルや橋梁が多数採用されており、かつ、通行料も少ないのが現状です。

20世紀後半から21世紀初頭である現在にかけても、これらの第二世代型の高速道路が建造され続けています。

さて、これから50年経った後、これらの既存の高速道路はどうなるのでしょう。

はい。
高度な技術で建設された構造物は、それ相応の維持管理が必要であり、建設から年月が経つにつれ、その維持費は莫大なものとなります。
特に、交通量の少ない地方高速道路では、収入に比して、維持管理費の負担割合が、かなり高くなることが見込まれます。

そして、その時代日本の人口は、大きく減っています。
一体、誰がどうやって、これらの社会インフラの面倒を見るのでしょうか?

正直、考えたくはありません。

各種の高速道路会社が、維持管理を放棄し、地方自治体に移管されているとか。
「社会インフラは後の世代も利用するから」とか言う理由で、社会インフラの維持管理費用が、赤字公債の発行対象となっている可能性とか。
一度、開通した高速道路が、一部閉鎖されるとか。

ありえない話ではないかもしれません。

私は、高速道路に関しては、(比較的)建設推進派です。
流通と防災という観点から見て、必要不可欠な社会インフラであると信じていますが、正直、建設中の高速道路の高架や橋梁を見ていると、何十年後が不安になっているというのも、事実です。

今、末端の地方自治体が行う公共事業の中で、最も重視されるもののひとつが「維持管理費」です。
ぶっちゃけ、第一世代の高速道路のように、切った盛ったが一番安価な維持管理方法なのですが、第二世代の高速道路は、大概が地形的に問題のあるルートとなっており、この問題に対する解決策というものは、正直、ないのかもしれません。

しかし、そのあたりの解決策を考えていかないと、今世紀末の高速道路という社会インフラの将来は、非常に暗いのではないかと思います。

以上、消化不良ですが、このへんで。
(というか、こんなネタ、ブログで書けるようなモノじゃないんだよな。誰か超大作で作ってくんないかなぁ・・・)

え?
なんで、今日は、こんなネタにしたのかって??

いや、親戚のところに行く途中、いつもバカ高い陸上橋梁の橋脚をくぐるもんで、つい・・・

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
はい、自民党土建屋政権が維持費や費用対効果、人口予測、財政悪化を無視してデタラメに製造し続けた垢と汚物が国を蝕んでいます。
また土建屋を肥やすために無駄な汚物を200兆円分も製造しようと言うから呆れ果てて空いた口がふさがりません。

今後50年間で、メンテ費用だけで190兆円かかると言われています。どこにそんなカネがあるのでしょうか???

A.愚民の財布です。
革命烈士
2013/01/15 11:43
管理人さんです。

おお。
革命さん。待ってました。

↓ コメント欄をお読みください。 
http://kkmmg.at.webry.info/201301/article_3.html
k.k.@管理人
2013/01/15 19:24
たまぁに書き込みするAckinです。実は昨年からブログはじめてまして、そこで財務省審議会とか記事書きました。http://si-r.plala.jp/dablg/index.php?e=3844
Ackin
2013/01/16 02:22
コストもそうなんですが、改修ではどうにもならなくなったとき、物理的にどうするんだろうと心配になります。
トンネルを掘り直す、橋を架け直す。お金があっても用地がないとどうにもなりません。
いま首都高の一部の老朽化が問題になり、架け替えの必要がある区間もあるとか。
首都高なんて用地もないので、元あった場所に造り直すなら、一度通行止めにして撤去、で新築・・・何年かかるやら。現実的ではないようにも思われます。どうするんだろう・・・。
かるーあ
2013/01/16 02:39
今から建てる建築物は、安全基準の強化、新素材・新技術により対策が建てられます。ただ昔に建てられた建造物は…

検査及び新技術による高寿命化、さらに都市計画に基づいた都市・集落機能の集約化まで達成できるかが鍵になりそうですね。

http://www.mlit.go.jp/common/000232335.pdf
地方自治体の懸念としては、予算不足もさることながら人材不足の難点が上がっているとのことです。
ステート
2013/01/16 09:25
土建屋だけが儲かるバラマキ政治だ。
革命烈士
2013/01/16 12:42
> 都市高速は、今回、無視しますので、ご了承を

了解しました。ピシッ!
ということは、「高速自動車国道」と「都市高速=地域高規格道路」の違いを前提に、前者にフォーカスすると・・・。

それにしても、一般に「高速道路」というとき、道路法上の「高速自動車国道=国道」と「都市高速=地域高規格道路=府県道・政令市道」の違いって、あまり頓着しない人もそれなりの多数おられるかもと思いたい今日この頃のワタクシ・・・。

ぢつはワタクシ、最近まで「料金体系が違う別の名前の高速道路」位にしか思っていなくて、「道がつながっているのに別会社(別公団)・別料金体系な理由がわからない」とか思っていた訳です。

そもそも厳密には、両者の道路の根拠法がそもそも違うとか、高速道路会社法では「両者を高速道路と定義してる」とか、そんな深遠な世界だとは知らなかった訳です。

※都市高速=地域高規格道路=首都高速道路、阪神高速道路、名古屋高速道路、福岡高速道路、北九州高速道路、広島高速道路の6つだけ(前2つが高速道路会社=旧公団、後ろ4つが地方道路公社の管理)
※普通の高速=高速自動車国道=東名とか中央とか名神とか山陽とか、アレとかコレとかソレとか・・・。
秘匿希望。
2013/01/16 13:31

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