【阿久根市】今思うと、上手なミスリードの条件がそろっていたと

ふと、阿久根市問題の発端となった職員給与問題を見直してみようと思いました。
阿久根市のサイトでは。平成19年時点での職員人件費が公開されており、これが、くだんの「竹原ショック」の震源のひとつでした。

↓コチラのファイル
http://www.city.akune.kagoshima.jp/sisei/syokuin.pdf

最も強烈だったのは、職員の過半数が年収700万円以上を得ているという問題。
これ、常識的に考えれば、この規模の自治体では、異常です。


ところで、市役所平均で見れば。平均年収は649.9万円。
なのに、過半数の職員が年収700万円オーバー。

この条件から導き出されることは、
1.職員の高齢化
2.定員不補充の徹底(若年・壮年層が少ないこと)


↓ そして、翌年、平成20年度。
http://www.city.akune.kagoshima.jp/sisei/syokuin_h20.pdf

年収700万円オーバーの職員は37%と、激減しています。
また、平均年収も618.9万円と、30万円以上、減少しており、なおかつ、職員総数1割の削減が行われています。


たった1年で・・・

これは、「竹原改革」の成果でしょうか?

いいえ。違います。


竹原市長の就任は、平成20年度途中。
つまり、これは、前市長が、地味に進めていた行財政改革の成果です。

官公庁で一般的な、新規採用抑制による人員削減の欠点は、一時的な職員の高齢化による、1人あたり人件費の増加です。
しかし、それは、平成20年頃を境とする、団塊の世代の大量退職により、人件費の減少に取って代わります。

つまり、阿久根市の職員給与700万円問題は、職員人件費削減のピーク時に起こるべくして起こった過渡的な事件だったと言えます。
実際、阿久根市の職員給与の平均と職員数は、以下のとおり、推移しています。

年度 職員平均年収 職員数
18  664.8万円  261人
19  649.9万円  245人
20  618.9万円  221人(年度途中で斉藤市長退任:3期/竹原市長へ)
21  603.5万円  201人
(当初予算ベース)

つまり、職員人件費の改革に関して言えば、竹原市長は、先代が苦労して進めた結果の中で、問題点だけをあげつらい、成果だけを自分のものにしたと言えるでしょう。

というか、阿久根市の職員給与が、現在、実際に平均700万円だと誤解されてるようで、正直、職員さんが、不憫でなりません。

さすがに、事実と100万円違うと、ちょっとww

以下、最近に書かれたブログ群の中で、年収700万円問題を、しっかり勘違いしておられると判断できるエントリーです。
トラバ打っておきますので、お気づきになられたら、どうぞ、ご一考ください。

不況知らずの公務員給与-阿久根市/ブログはくだらないし俺もそうだ
http://hihgor.blog.so-net.ne.jp/2010-12-04

タコ池上彰の『学べるニュース』見る価値なし。。。/ベガのブログ
http://ameblo.jp/vega521/entry-10723992926.html

好例です/空ひとつ
http://ameblo.jp/solahitotu/entry-10722547151.html

ノーマル=モード
[阿久根市]平均年収、市民は200万円以下 市役所職員は700万円オーバー

http://blog.livedoor.jp/curse009/archives/1567480.html

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この記事へのコメント

とれとれ
2010年12月14日 02:51
公務員を叩く人には100万円の差は些細なものなのかもしれません。
先日、某所でこちらで得た知識を使わせていただきました。
「公務員は準公務員を含めたら外国より多い・平均給与は930万円・人件費は60兆円!」
とソースも無しに仰っていた人がいたので、
「全ての中央、地方、独法を足しても先進国の4割ほど・行一の平均給与は634万円・総人件費は27.6兆円」
…とソース付で述べたらレスが返ってこなくなりました。
ステート
2010年12月14日 21:47
今は民間でも役所でも年功序列賃金の限界を実感させられる話ばかりですね。年長者に対する尊敬心は忘れないとしてもいずれは職務の難易度に合わせて給与を決め年齢は考慮しない職務給制の導入を早くして欲しいものです…と言っても肝心の民間企業が年寄りで占められている以上当分大規模な変化は見られないようですが。
若者も若者で未だに大手に就ければキャリアを積まなくても大丈夫と真顔でいう人が大勢いますけど。悲しい事に私の友人達です、はい。まあ生きる為に危険な仕事にも就いた昔と違って仕事を選べる時間的・経済的余裕が大きくなったってことですかね?
2010年12月14日 22:27
管理人さんです。

「とれとれ」様
ネタはどんどん使っていただいて結構ですが、私がミスリードしている疑いも持って、(検証して)使ってくださいねww
もちろん、そんなつもりはありませんが、検証の結果、新たな事実が発見されるとか、十分有り得ますので、どうぞご協力を。

「ステート」様
民間・官公庁を問わず、努力を怠った時点で、痛い目にあうというのは、現状でも、まぁ、お約束。
ただ、職務内容もともかく、職歴だけが持ちえる経験値も否定したくはないですね。
仕事はたいしてできないのに、困った時に相談すると、すごく助けられる人とか、居ますからw
ドテラ
2010年12月17日 23:59
まさに前市長の実績。
そしてこの実績を出すために73%もの退職金上乗せを行って
拝み倒してやめてもらったのも事実。
そんだけ貰えたらフツー辞めるわな。
異常にまで上乗せした退職金の原資はもちろん退職金組合と言うなの借金。
そう阿久根の子供たちが将来払わされることになる借金ね。
これをあたかも功績かのようにどの面下げて言ってんの?
これだから公務員は…
2010年12月18日 00:22
管理人さんです。

↓ 阿久根市の定数管理。
http://www.city.akune.kagoshima.jp/sisei/kyuyo_h20.pdf
勧奨退職の上乗せ率は、20-55%。
しかも、退職金が高騰する前の壮年層の上乗率を高くすることで、将来の負担を減らすように上乗率が設定されています。
また、退職金組合というのは、借金(起債)の名称ではありません。

論理的かつ客観的資料にもとづいて、お話しましょうね。
ステート
2010年12月18日 00:24
>>ドテラさん
早期退職に使った人件費と定年退職するまでの人件費、どちらがより多額の費用が掛かるのかを比較してから主張すべきです。民間企業でも整理解雇には相当な制限がある為に退職金を割増してでも退職を勧める早期優遇退職が日常的にあるのを知ってて言ってるんですよね?

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