年末・年度末に工事が増える理由

ということで、そろそろ公共工事が目立つシーズンに突入してきました。
世間一般では「期限が迫ってきたから、慌てて予算消化をはじめた」とか「年末に予算が余ってきたから、駆け込みで使い始めた」とか、言われていますが、基本、これらは、勝手な推測にすぎません。

ちょっと、この予算執行状況をみてくださいね。

画像


こちら、阿久根市(笑)の広報11月号より引用しています。
阿久根市の上半期の収入と歳出の実績をグラフにしたものです。

まず、歳入ですが、9月末時点で、国や都道府県からのお金が、充分に降りてきていないことがわかります。

これでは、補助金に頼る事業は実施できません。

実際、歳出を見ても、土木費・農林水産業費といった、補助金関係の工事が多い予算が、ほとんど執行できていないことがわかります。

また、土木系の予算執行を行うためには工事設計が必須となります。

つまり、
「補助金額が確定する」 → 「設計を行う」
・・・という手順を踏んでいる間に、この時期が来てしまうわけで、別に、サボっていたわけでも、無理矢理予算消化をしているわけでもありません。

これ、公共工事が年度の下半期に集中する最大の理由です(苦笑)。

まぁ、「予算が余ったから消化!!」という、悪習慣が、残っていないとは言いませんが、何が主な理由かと言うと、やはり、コチラですね。

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この記事へのコメント

鶏肉
2010年12月04日 22:41
お久しぶりです。
確かに補助事業なんかは普通に繰越があったりしますからね。工事着工が(予算等の都合で)遅い→年度終わりに始まる、なんてのもあるかもしれません。
あとは、予算残があるために、前倒発注なんてのもあるようです。(翌年度やる予定の工事を今年度に)
実態を知らない住民には、悪習慣にしか見えないのでしょうねえ。行政に対するつまらない誤解を解消するためにも、こういう真実を広報に載せていくべきなのかも知れません。というか、提案してみようかな・・・。
うっきょ
2010年12月04日 23:59
勉強になりました。
県庁の先輩が年度末なんかになると
集中して出張になるんですが
これも同じ理由なんですかね?
でも真相がわかっても
予算を消化するために出張するんですね
っていうジョークは永久に言い続けると
思いますけど(笑)
2010年12月05日 21:11
管理人さんです。

いやー。
事実は事実でも、「主な事実」ってことでww

予算の使い切りという悪習慣も、少なからず残っていますが、私の知る限りでは、「いずれ、せねばならない工事」の、前倒し的要素が強いですね。

今の時代、潤沢に予算はありませんから・・・

あと、出張のお話は、ちょっと、わかりませんです。
ごめんなさい。
秘匿希望。
2010年12月05日 21:25
一時期において顕著でしたけど、「年度途中の臨時国会(秋から年末にかけて)で、”大規模な”景気対策の補正予算が可決」みたいな状況が生じれば、年度末に向かって状況に拍車が・・・。で、いろいろな意味で収拾が・・・。(ボソッ
ステート
2010年12月05日 21:36
これは日本に限らず全世界で通用する官僚組織の問題点ですが暴走を防ぐ為に権限を縛りすぎてスピーディーに運用できないのがどうしても住民の不満に繋がりますね…
ただ、中には不正によって公共工事を意図的に遅らせる例もあるでしょうが大半の事例では地主とか周辺組織が役所の足を引っ張るのが実情だと思っているのですがね…家の近所でも某党の反発がやかましくて工事が遅れてましたしw
2010年12月06日 21:46
管理人さんです。

まぁ、いろいろ言い出すとキリがありませんが、とりあえず「実際のところ・・・」というのを、伝えていきいたいと思うだけです。はい。

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